『手紙』という曲

☆りん☆

2010年05月20日 01:15

今日、うちの理事長の認知症講演会で、
講演後、公民館の方から、ある詞が紹介されました。


樋口了一さんの『手紙』。

ご存知の方も多いと思います。

これは老いた親から、子に送られたメッセージ。


認知症の人も、忘れてしまう記憶障害がある中で、失う怖さを自覚して闘っている。

うちの利用者は全員認知症。

その人達の言葉は切ない。

『分からないことばかり。でも分からなくなっている事は気づいてしまう。 ごめんなさい。』と。

樋口さんの『手紙』は、そんな老いていく自分を子どもに伝えている。

でも決して、『分かってくれ』という強い想いではなく、『ごめんね。お願いね。』という優しいメッセージ。


私の親はまだまだ現役だけど、最近忘れっぽい祖母を想うと泣けてきた。


そう、祖母も老いていく喪失感を体験しながら、頼りたいんだよな。


祖母の失敗を訂正してしまったこと、後悔する。

祖母は、私を可愛がっていろんな所に連れて行ってくれた。


今こそ、私が祖母孝行したいと改めて想えた曲でした。