悔しい介護力

☆りん☆

2010年08月25日 01:07

認知症の勉強を積み、認知症介護を積み、経験と知識を蓄えてきたのに、私にはまだまだ出来ない事だらけ。



どんな専門職だって、全て完璧に出来るワケではありませんが。


こんな事も出来ないのか…

と、自分の知識や経験値から勘定しても出来そうな事が出来ていない事に気付きます。


相談員という役職をもち、認知症介護をする家族と向き合って数年。


でも、自分の家族のことは客観的に見れなくて。


あ~失敗したなと気付きました。



日頃、祖母の認知症介護を頑張っている家族。


だからこそ力になりたかったのに、私は知識だけを押し付けていました。


母と電話をしていて、母は祖母から『ありがとう』という言葉を期待していました。


記憶障害があるのだから、やってもらったことを忘れがちな祖母から、母へ感謝が伝えられるか…と思っていました。


でも、母と話しているうちに気付きました。
母は祖母に感謝されたいのは、見返りを求めてしまうから。
もしかしたら、私が母に感謝の気持ちや労いの気持ちを伝えてないから、母は祖母に求めてしまうのかもしれない。


逆に言えば、私が母に感謝、労いの言葉や態度をとっていたら、母は祖母にもう少し不満なく接していたかもしれない。

私は、妖怪『口ばっか女』なので、母にすればプレッシャーだけだったのかもしれないです。


そんな状態では、私の提案や助言だって、耳に入らないですよね。


私に『何もやってない』って言われてる
様に思っていたのかもしれないですね。

またまた反省です。


自分の家族からたくさん学びます。

失敗ばかりですが。

私の出来ること、改めて考えて、大事な祖母、大事な家族の力になれるように頑張ります。