繋げる手と手

意味不明なタイトルですが(^。^;)


実はちょっと嬉しいことがありました。

最近、うちの施設を利用し始めた方がいるのですが。


最初は皆さん慣れるまで時間がかかります。


特に認知症であれば、施設に通う目的も理解出来なかったり、不安が沢山ある中で、慣れない人の中でいるのは困難です。


ですから、私達の施設は、慣れるまでゆっくり時間を延ばしながら利用してもらいます。


本人が帰りたいと言った時に帰る。


でなければ、いくら記憶障害がある認知症の方でも、『ここに来たら帰れない』という、なんとなくイヤな予感が感情として残り、次の利用に続かないからです。


この方も同じで、家族に迎えに来てもらうことになったのですが、とてもプライドが高い方。


家族を待ちきれず、一緒に玄関外まで行く時、自然に手を繋いでみました。


すると、まだまだ慣れない私に対して、手を握り返して下さいました。


家族以外は受け付けなかった方なのに、来てもわずかな時間しか滞在出来ないのに、何度も来所されている中で、手を繋げるまでになれたんだと、とっても嬉しくなりました。


相手との距離は、心の距離。


手を繋いで、もう一歩、気持ちも繋がれたような気になりました。





2010年08月27日 Posted by☆りん☆ at 00:37 │Comments(0)

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