説明不足の怖さ

祖母が胃ろう手術を行う事になりました。

母は、あっけらかんと胃ろうの決定を私に伝えましたが…


ちょ、ちょっと待って!!


胃ろうを理解しないまま決定で良いの?
もしすぐに退院になったら、家で処置出来るの?

医療ケアが必要になるのだから、在宅介護になったら訪問看護が必要だけど、ケアマネに相談してあるの?

入所予定になっているけど、入所予定先の施設は、胃ろうであっても祖母を受け入れてくれるの?


と、色々母と話をしていました。

母も、初めての事で 、『胃ろうは大変らしい』としか聞いておらず、先の事にてんやわんやの様でした。


そうですよね、分からない事だらけなのに、医者や看護師、介護専門職は分かりやすく説明してくれないことが多々あります。


私も医療は詳しくないですが、介護保険の下で働く相談員として、知識はフルに伝えたいと思います。


知識があると、それを伝える時、ついつい専門用語を使ってしまったりして、聞き手に伝わらない、誤解されてしまう。


いつも相談員として相談(面接)する時に注意しています。

これからもそれは欠かせないと、身を持って感じました。
  


2010年09月25日 Posted by ☆りん☆ at 23:57Comments(0)

認知症ケア学会

『認知症ケア学会』という学会があります。

認知症のケアを研究したり、検討したり、実際認知症ケアに携わっている人達が会員となり、研修や集会を通して、認知症ケアを向上させていく目的があります。

認知症を研究しているドクターや研究者の方々がいらっしゃいますので、認知症について最先端の知識が得られます。


一年に一度、『認知症ケア学会大会』が開催され、日本中から研究や事例の発表を聞く人達が集まります。
大事な交流の場にもなります。


今年は、その認知症ケア学会大会で私も発表することになりました。

以前も発表したことがあるのですが、今回は更なるプレッシャーの中で発表をします。


抄録は提出済みなんですが、発表品がまだまだ未完成で…

あと1ヵ月。


果たして間に合うのか…。


胃が痛む毎日です。

良い発表をしたいなぁと思います。  


2010年09月24日 Posted by ☆りん☆ at 00:06Comments(0)

ティータイム

22日。
とても良い天気だったので、 バラ園まで利用者と出かける予定を立てました。

私は体調不良だったので、居残り組でした。

同じく居残りを選択した利用者のおばあちゃんと、みんなが出払った後、ゆっくり話をしました


一緒に洗濯物をたたみながら、世間話。
と、言っても認知症の方なので、昔の話をします。


コーヒーのミルクを入れながら…

『昔は牛の乳ではなく、ヤギの乳を絞って飲んだよ』

『うちで飼ってて、近所の若い人達に分けてあげてたなぁ』


なんて話がどんどん出ます。


昔の話をしている時、本当に嬉しそうで誇らしそうな利用者さんでした。


秋の風が部屋に入り込み、温かいコーヒーの香りが広がっていました。
  


2010年09月23日 Posted by ☆りん☆ at 00:00Comments(0)

久しぶりのブログ

ずっとブログを更新出来ずにいました。
目まぐるしい毎日で心身イッパイイッパイでした。


祖母が入院したこともあり、精神的にも苦しい毎日です。


祖母は未だに食事がとれません。
認知症がこうさせたのではないのに。

認知症は病名ではありません。
認知出来なくなる症状=認知症。
病名はアルツハイマーとかピック病などです。
祖母は3ヶ所の病院を回りましたが、正確な診断を受けていません。

また、祖母は介護保険法が施行された頃より介護サービスを受けているにも関わらず、認知症について誰一人、認知症について正しい知識を家族や祖母に提示したり、必要なサービス支援を提供してくれませんでした。

相談員の私からすれば『有り得ない』のですが、現実は多くあります。

私の知人が、認知症の知識をサービス事業者から間違って教わったが為に、お母様を追い詰めたと未だに悲しまれている方がいます。

私達は介護サービス事業者として、プロな訳ですから、本人とその環境(家族や知人を含めた環境)の状況を見極めて働きかける必要があります。


今回、祖母の事を通して、介護サービス事業者への怒りを感じました。

これも日頃の自分を振り返る大事な事ですね。


祖母を見捨ててしまったような虚しさに
駆られています。


  


2010年09月22日 Posted by ☆りん☆ at 01:06Comments(2)

それってどうなの??

日曜日。
貴重なお休みなので、平日出来ないことを片付けよぅ!!
と、買い出しに。


行った先での出来事。


店内に響く、子どもの声。


それに対して聞こえてきた叱る声。


だだっ子なのかな。
お父さんも大変だ。
と、買い物を続行したのですが。


その叱る声が、子どもの泣き声より遥かに大きく、汚い。


子どもも、更に大きく泣く。


気付けば、私だけでなく、近くにいたお客さんがみな注目していました。


『うるさい!!消えろ!!』
『せっかく来たのに、お前のせいで気分台無しだ!!』



へ??

あなた、自分の状況こそ分かっているの?


あなたが、周りのお客さんの気分を台無しにしている事を。

それに、子どもの頭をむやみに叩くの止めなさいよ。


子どもがお客さんの進路を塞いでいたことに、『おい!!』と、子どもの頭を叩く。


思わず、『そんなに叩かなくても…』と言ってしまいました。

『人に迷惑かけましたから』とのこと。


じゃあ、それを子どもに伝えてあげて欲しいです。


むやみに叩いたり、叱りつけるのではなく、何故叱られているのかを子どもが理解出来るように教えることが、躾なんじゃないかと思います。

お母さんも、ただ見ているだけでしたが、まるで他人事。


見ていて切ない場面でした。


『躾』と『虐待』は紙一重。

意識だけの問題なんでしょうか?

私には言い訳にしか聞こえませんでした。


ずっと、その子は泣いていました。


きっと、分かって欲しい想いがあったんでしょうね。

力で抑えられるなんて。


私は子どもを育てた経験は無いので、分からない事もあるはずですが…


でも、これってどうなの?と考え悩んでいます。
  


2010年09月06日 Posted by ☆りん☆ at 01:34Comments(0)

母。

昨日、母と電話で口論になりました。


話の内容は祖母の介護や、今後について。


専門職だからこその、ジレンマはあります。(以前、ブログに書かせて頂きました。)



ちょっと、いや、かなり、母に言い過ぎました。


結局、私が大泣きして、母に慰められて…。


母の強さに支えてもらいました。


ひどいこと言ったのは私なのに。


母は傷ついたはずなのに、泣いている私に、諭すように話してくれました。


母は日頃、おちゃらけていますが、しっかり考えて、見ているんだなぁと尊敬しました。


母に言ってしまった事は取り返しがつきませんが、誠意をもって謝り、反省しました。


私が一方的に言うのでなく、一緒に祖母の介護について考えていきたいと反省しました。



こんなワガママ(自意識過剰な)娘ですから、うちの母は大変だと思います(-o-;)  


2010年09月03日 Posted by ☆りん☆ at 00:03Comments(0)